カスタマーハラスメントへの対応など学ぶ
令和7年8月21日(木)14:00から、社会保険研修会が、中央市の協同組合山梨県流通センターの組合会館会議室で開かれ、30人を超える参加者があった。


開会にあたり、竜王社会保険委員会 堀内会長のあいさつ、来賓としてお見えいただいた竜王年金事務所の吉田所長、健康保険協会山梨支部の浅川支部長からそれぞれごあいさつをいただいた。
研修会は2部構成で開かれた。最初のテーマは、以前から話題となっているハラスメント対応。その中でも、最近、注目を浴びているのがカスタマーハラスメントである。そこで、労働局で企業の労働相談を受けている社会保険労務士に、ハラスメント対応についてお話をお聴きすることにした。
2つ目のテーマは、私たち社会保険担当者が実務上、正確に理解しておかなければならない「老齢年金制度」について、日頃、年金事務所で来客者の対応に当たられている担当職員からご説明をいただくこととした。
1部 14:12~14:52
テーマ「カスタマーハラスメント等への対応について」


講 師 特定社会保険労務士 雨宮隆浩氏
話の概要
「 1、令和7年6月に、法改正があり、ハラスメント対策が強化された。
2、業務災害において、精神障害の労災補償の請求件数が増えている。
3、心理的負荷による精神障害の認定基準が決められている。
4、カスタマーハラスメント等への取り組みについては、厚生労働省が出しているリーフレットに詳しく載っている。良くできているので、参考にして対策を練って欲しい。
5、近年、就活ハラスメントも取り出されているので、関心を持って欲しい。
関連して、新入社員の会社生活調査結果も添付したので、参考にして欲しい。
2部 15:00~15:30
テーマ 「老齢年金制度について」
講 師 竜王年金事務所 お客様相談室 佐藤洋恵 氏


話の概要
「 老齢年金ガイド 令和7年度版を基に
- 老齢年金とは
- 年金を受け取るために必要な資格期間
- 老齢年金の年金額
- 繰上げ受給
- 繰下げ受給
- 在職老齢年金(働きながら年金を受け取るとき)
- 雇用保険と年金との調整
- 年金受給の手続き
などについて、わかりやすく説明をいただいた。
最後に、全国健康保険協会山梨支部の職員から、お知らせとして「マイナ保険証、資格確認書、申請書作成支援サービス」について説明が10分程あり、松木副会長の閉会のあいさつにより、研修会は終了した。
執行部では、研修会のテーマや講師選定について、いつも悩むところであるが、これからも適切なテーマや講師を見つけて、委員の資質向上を図っていきたい。